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魚が水のない場所に生きていられない
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:98% 作品を確認(青空文庫)
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お手上げ・なす術がない・途方に暮れる
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前後の文章を含んだ引用
......初めてしんみり云った。 「それは自分も知っているの。――考えるだけはもう一年も二年も、もっと永く考えていたわ。でもね、私はもう理窟ぬきにやりきれなくなっているの。魚が水のない場所に生きていられない――それを、魚がわるいっていう人はないでしょう?――人も同じ場合があると思うわ」 「いずれ、明日でも会うだろうが、よく考えた方がいいね――結局、まあ、その方がいい......
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お手上げ・なす術がない・途方に暮れるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
無力同然……太陽の前の星の如く拝跪 しなければならない。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
何を思いどれだけ手をつくしたところで、それをもとの状態に復することはできないのだ。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
迷い子のように途方にくれた良枝の顔
浅田次郎 / オリヲン座からの招待状「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
色んな疑問や不可解が、雲の如く渦巻き起って
夢野久作 / ドグラ・マグラ
頭に風が吹き込むような感触があり、上半身が震えた。寒気が走った。目をぎゅっと閉じ、数秒してから、開く。 女の(亡霊の)姿は消え、周囲の世界が復元している。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
どこかで知っていたことを、しっかりと確認したというような安心感だけがどんどんわきあがってきた。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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