菓子フォークで頭を押えるとリキュール酒が銀紙へ甘い匂いを立てゝ浸み出るサワラを弄 び
岡本かの子 / 巴里祭 ページ位置:6% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
魚類全般
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......んでいる。 弄 びながら言った。 大懸賞 も、オートイユの障害物競馬も先週で打ちどめになった。 ベッシェール夫人は藤のテ......
――まったく七月に入って巴里にいると蒼空までが間が抜けたような気がしますね。」
彼女は漠然とした明るく寂しい巴里の空を一寸見上げて深い息をした。新吉は菓子フォークで頭を押えるとリキュール酒が銀紙へ甘い匂いを立てゝ浸み出るサワラを――一つは競馬が終ってしまったせいでしょうか。」
ロンシャンの単語の意味
鰆(さわら)
鰆・・・サバ科の海魚。全長1メ-トルほどの大形で、マグロを細長くした形。名前の由来として、胴体が長細く(=腹部が狭く)、そこから「狭腹(さはら)」と呼ばれたとされる。
ここに意味を表示
魚類全般の味、おいしさを伝える表現・描写(魚類のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「魚類」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
魚類 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ