TOP > 感覚表現 > 光と影 > 暗い・闇


カテゴリ検索 単語の意味
峠を包む闇にもいろんな色があって、山嶺の紫色に近い闇、雲に隠れた月の周囲の白い闇、そしてすぐそこの藪を覆うドス黒い闇など、きちんと見分ければ幾通りもの色がある。
吉田修一「悪人」に収録 ページ位置:5% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
暗い・闇
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......うがずっと気が紛れた。 車内の暖かい空気が外へ流れ出ていくのが首筋に伝わった。 遠くにトンネルの出口が見えたが、それ以外に色のついているものはなかった。しかし、峠を包む闇にもいろんな色があって、山嶺の紫色に近い闇、雲に隠れた月の周囲の白い闇、そしてすぐそこの藪を覆うドス黒い闇など、きちんと見分ければ幾通りもの色がある。 しばらく目を閉じたり開けたりしながら、盲目と闇の違いを比較していると、山麓から峠を上ってくる車のライトが小さく見えた。カーブを曲がると消え、また次のカーブで現......
単語の意味
どす
紫(むらさき)
どす・・・1.人を恐れさせるような迫力。
2.短刀。
・・・1.赤と青を混ぜてできる色。古来、高位の象徴とされた。
2.ムラサキ科の多年草。夏、白い小花が咲く。根からとれる染料は紫色(むらさきいろ)。
3.醤油(しょうゆ)の異称。
ここに意味を表示
暗い・闇の表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
鼻を摘まれても判らぬような、黒い闇
獅子 文六 / 胡椒息子「胡椒息子 (1953年) (角川文庫〈第668〉)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「光と影」カテゴリからランダム5
シャンパン色の光にライトアップされた木々
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
光と影 の表現の一覧 
感覚表現 大カテゴリ
表現の大区分