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襖をたてると昼間でも黄昏のように暗い部屋だった。
林 芙美子 / 河沙魚「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 作品を確認(amazon)
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室内の闇・部屋が暗い
障子(しょうじ)・襖(ふすま)
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単語の意味
黄昏(たそがれ)
黄昏・・・1.夕暮れ。夕闇。日が沈んで、月が出るまでの間の薄い暗闇。暗くなって顔の区別ができないので、「誰そ彼(たそかれ)」つまり「お前は誰か」と尋ねるのが由来。
2.ピークの状態を過ぎてだいぶ衰えたころ。
2.ピークの状態を過ぎてだいぶ衰えたころ。
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扉は音もなく開き、そして僕の前にはまったく別の種類の闇が広がった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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見ると模様を置いた紙がところどころ破れて妙な腸 があからさまに見える。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
十畳と茶の間との隔ての襖
有島武郎 / 或る女
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夕方の門燈 が薄明るくついていて、むかし信州の山で見たしゃくなげの紅 い花のようで、とても美しかった。
林芙美子 / 新版 放浪記
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(自動ドアが開いて)その一瞬耳に飛び込んできたはずの真夏の雑踏の音
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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