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もし一たび、毛の先へくっ付けようものなら、雷が鳴ってもバルチック艦隊が全滅しても決して離れない。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:52% 作品を確認(青空文庫)
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しぶとい・しつこい・粘り強い
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前後の文章を含んだ引用
......とこすって参ろうかとまた椽側 から降りかけたが、いやこれも利害相償わぬ愚策だと心付いた。と云うのはほかでもない。松には脂 がある。この脂 たるすこぶる執着心の強い者で、もし一たび、毛の先へくっ付けようものなら、雷が鳴ってもバルチック艦隊が全滅しても決して離れない。しかのみならず五本の毛へこびりつくが早いか、十本に蔓延 する。十本やられたなと気が付くと、もう三十本引っ懸っている。吾輩は淡泊 を愛する茶人的猫 である。こんな、しつ......
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もし一たび、毛の先へくっ付けようものなら、雷が鳴ってもバルチック艦隊が全滅しても決して離れない。
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