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玄関のドアを開けて外へ出て、少しすれば階段を降りてゆくかかとの低い音がどててんと部屋に響いた。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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足音・靴音
階段をのぼる・おりる
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前後の文章を含んだ引用
......っけ、持ってってね、とわたしは云って、緑子は地図を畳んだのとタオルを腰巻に入れると、白地にピンクのきらきらした線が何本か走るスニーカーに足を真っ直ぐに突っ込み、玄関のドアを開けて外へ出て、少しすれば階段を降りてゆくかかとの低い音がどててんと部屋に響いた。 水を浴びて戻ってきた巻子は、涼しいわあ、座って置いてあった麦茶をひとくち飲み、わたしは「緑子が散歩に行った、すぐ帰ってくるって、んで携帯持ってったよ」と報告し......
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足音・靴音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
足音がガランとした室内に楔(くさび)のように響きわたった
村上春樹 / 回転木馬のデッド・ヒート(タクシーに乗った男) amazon
木製の人形が歩いているような足音
原田 康子 / 挽歌 amazon
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階段をのぼる・おりるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼等は階段をガタガタいわせながら下りていった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
石段を、一つずつ数えるように上がって
芥川龍之介 / 偸盗
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「音の響き」カテゴリからランダム5
聴き取れるのは自らの心臓の鼓動だけだった。その鼓動を聞いているうちに、自分が卑劣な盗賊になって、夜中に他人の家に忍び込んでいるみたいな気がしてきた。物陰に隠れ、息を殺して、家人が寝静まるのを待っているのだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
ドォーン、ドォーン、ドォーンという轟音がまるで艦砲射撃みたいに続き
村上春樹 / 遠い太鼓 amazon
尖った小さな耳はすべての音を聞きとりたいという清らかな望みに澄まされていた……。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
(石の絵に色を塗る)あまり明るい色調では石の重量感が描ききれない。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
(へたな絵)中学生の自由画
松本 清張 / 青のある断層「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
叩かれた犬のような眼をして後ずさりする
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
あとを追ってくる子供を気にするようにして祐一が何度も振り返りながら歩き出す。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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