僕たちはいつも強い好奇心で、その人の謙遜な身なりを嗅ぎ、その人の謙遜な話に聞き惚れた。
梶井基次郎 / 海 断片 ページ位置:70% 作品を確認(青空文庫)
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好奇心・興味を示す
聴く・耳を傾ける
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前後の文章を含んだ引用
......れを鼻緒に巻いた藁草履やわかめなどを置いて行ってくれる。ぐみややまももの枝なりをもらったこともあった。しかしその女の人はなによりも色濃い島の雰囲気を持って来た。僕たちはいつも強い好奇心で、その人の謙遜な身なりを嗅ぎ、その人の謙遜な話に聞き惚れた。しかしそんなに思っていても僕達は一度も島へ行ったことがなかった。ある年の夏その島の一つに赤痢が流行 ったことがあった。近くの島だったので病人を入れるバラックの建つ......
単語の意味
好奇(こうき)
好奇・・・珍しい物ごとやまだ知らないことに強い興味や関心を持つこと。また、そのさま。
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好奇心・興味を示すの表現・描写・類語(好きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(怖いもの見たさ)頭の中赤い警告ランプが回り始めた。《…略…》(しかし好奇心が上回って)頭の中で騒いでいる警告ランプにそっと黒い布をかけた。
七尾 与史 / 死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) amazon
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聴く・耳を傾けるの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(音楽を聴く)彼女は眉を寄せ、意識を集中し、その古い時代の音楽の中に何か音楽以外のものを聞き取ろうとしているみたいに見えた。あるいは目をこらして、その響きの中に何かの影を見出そうとしているようにも見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
半ば目を閉じるように鼓膜に集中している
小川 洋子 / 乳歯「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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「心」の言葉を含む好きの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
何があったのかな。 あたしの中で好奇心がもぞりと動く。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
遠い昔のような、心もちがする。
芥川龍之介 / 偸盗
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「好き」カテゴリからランダム5
日本のギター界を技術的に「開国」させた功労者
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
「音の響き」カテゴリからランダム5
遠く高い空の果てから、冷たい風の響きが悲しげに燈多き街の方へと走って行った
永井荷風 / 夢の女 amazon
(電子ピアノ)電子ピアノは、軽くてどこか人工的で、ピアノに比べると安っぽい音しか出ないかもしれない。でも、心地いい音を鳴らしてくれる楽器であることは事実だ。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
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