TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > 階段をのぼる・おりる
一歩一歩足をのせるたびに、木の階段はつぶやくようにみしみし軋んだ。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 ページ位置:98% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
軋み(きしみ)
階段をのぼる・おりる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......かないまばたきだった。目を凝らしてもっとよく見ようとした時、ガラスで跳ね返った陽射しが視界をふさいでしまった。 わたしは赤ん坊の泣き声を頼りに非常階段を上った。一歩一歩足をのせるたびに、木の階段はつぶやくようにみしみし軋んだ。身体は熱くぐったりしているのに、てすりをつかむ掌と赤ん坊の声が吸い込まれてゆく耳の中だけはひんやりとしていた。芝生がゆっくり足元から遠ざかり、その分光が濃く強く......
ここに意味を表示
軋み(きしみ)の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
階段をのぼる・おりるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
階段はとても急で、なんだかあわてて足が進んだ。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
「どいてくれっ!頼むっ!」前の人にどいてもらって、エスカレーターを駆け上がる
428 ~封鎖された渋谷で~ amazon
このカテゴリを全部見る
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
箒は軽やかな動きを見せていた。塵取りは常にそれに寄り添い、いつ出番が来てもいいよう準備を整えていた。
小川 洋子 / 先回りローバ「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
影法師のように離そうとしても自分から離れない
円地 文子 / 女坂 amazon
「音の響き」カテゴリからランダム5
(電話に小布団を敷くと)ベルは、あきらかに丸くあたたかい音に変った。
向田邦子 / 花の名前「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
関節をだるくするようなギターの音
平林 たい子 / 桜「平林たい子全集 2」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
音の響き の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ