錨が、錨穴のところに大きな黒い鉄いろの蟹のようにとりつく
三島 由紀夫 / 午後の曳航 作品を確認(amazon)
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船・ボート
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単語の意味
蟹(かに)
鉄(てつ・くろがね)
蟹・・・エビ目(十脚類)カニ亜目(短尾類)の甲殻類の総称。水中や水辺にすむ。5対の足のうち第1対は鋏(はさみ)となっていて、捕食に役立つ。横向きに歩行するのが一般的であるが、前向きに歩く種も少なくない。食用。
鉄・・・1.金属元素のひとつ。元素記号Fe、原子番号26。銀色の金属。湿った空気中では錆(さび)を生じやすい。錆(さ)びると褐色になる。安価で加工しやすく最も利用価値の高い金属。
2.堅くて強いことのたとえ。「鉄の意志」
2.堅くて強いことのたとえ。「鉄の意志」
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船・ボートの表現・描写・類語(乗り物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
神戸の海の、そのちょうど水平線のあたりに、一隻 の船が停まっていた。赤と黄色の 灯 は、 空漠 たる闇の中でひどくひそやかに静止していた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
(船の家)水に浮いている家の、いかにも頼りない感触が足元に漂っていた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
彼は今は一人船尾の手すりにもたれながら、推進機にかき廻され、押しやられる水をぼんやり眺めていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「乗り物」カテゴリからランダム5
乱暴な港の俥夫は胸をのめらせ、支那の苦力 のように叫びながら駆け出した。
宮本百合子 / 伸子
トラクターのトクトクトクというエンジン音
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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