TOP > 人物表現 > 見る > よく見る・じっくり見る・凝視
穴のあく程、凝視した。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
よく見る・じっくり見る・凝視
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......一度、背後 を振り返った。この部屋の中に、私以外の人間が一人も居ない事を承知し抜いていながら……それから又も、その女の声を滲 み透して来る、コンクリート壁の一部分を、穴のあく程、凝視した。 「……お兄さまお兄さまお兄さまお兄さまお兄さま……お隣りのお部屋に居らっしゃるお兄様……あたしです。妾 です。お兄様の許嫁 だった……貴方 の未来の妻でした妾……あ......
単語の意味
凝視(ぎょうし)
凝視・・・目を凝らして一点を見つけること。目を大きく見開いてじっと見つめること。
ここに意味を表示
よく見る・じっくり見る・凝視の表現・描写・類語(見るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
定規のようなしっかりした目を向ける
連城 三紀彦 / 棚の隅 amazon
ジロジロと視線を飛ばしてくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「見る」カテゴリからランダム5
二組の男女の視線が十字にからんで浮いて揺れる
新田 次郎 / 縦走路 amazon
ちょうど海にもぐっていて、うす目で明るい水面を見あげるように頭上の空をぼんやり眺めていた。
野上 弥生子 / 野上弥生子短篇集 amazon
ほんのり新茶の香りにでも酔った気持で笑いながら見ている。
岡本かの子 / 雛妓
同じカテゴリの表現一覧
見る の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ