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鉄条網が金色に際立ち、近くで見るライトは光と言うより熱く真赤に焼かれた鉄の棒だと思う。光の円がすぐそこに迫る。(雨で)地面から水蒸気が昇る。土と草と線路がガラスが熔ける時の白になる。
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サーチライト・探照灯
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単語の意味
土(つち)
際立つ(きわだつ)
土・・・岩石と有機物が混じって細かい粉末状になったもの。有機物は、生物の死骸およびその腐敗物、微生物などから構成されている。砂(有機物が含まれない)とは違い、植物が育ちやすい。
際立つ・・・ひと際(きわ)(=一段と)目立つ。他との違いが明瞭である。周囲のものとはっきり区別されて、人目を引く。
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光は今、反対側の山の中腹を照らしている。巨大なオレンジ色の円は夜を次々に引き剥がしていく。様々なものに張り付き包んだ夜を簡単に剥がしていく。
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探照灯は高い塔の上に三台ある。恐龍の首みたいな光の筒は僕達を通過した後、遠くの山々を照らし出している。光の束で切り取られた彼方の雨の一塊は、一瞬凝固し、輝く銀色の部屋となる。もっとも強烈な探照灯はゆっくりと一定の場所を照らして回転する。僕達から少し離れた引き込み線路の上に一定間隔で回ってくる。
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