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桔梗の蕾ばポンとかすかな音を立てて開く
向田 邦子 / 隣りの女 作品を確認(amazon)
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花、植物のにおい
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単語の意味
桔梗(ききょう)
桔梗・・・秋の七草のひとつ。日当たりのいい山野に生え、五つに割れた青紫色の花が咲く。
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花、植物のにおいの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
看護婦達に、彼は山野の清冽な幻想を振り撒いてやるために、そっと百合の花束を匂い袋のように沈めて
横光 利一 / 花園の思想 amazon
あたりに漂う芳香には 揮発 性があり、あたかも生命の息吹のように、はかなく天に昇る。それゆえにあらゆる宗教的な儀式において、乳香と 没薬 は重要な役割を演じるのである。香りにはどこか霊的な働きがある。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
白い百合の花が三本入った花瓶が置かれていた。百合は大きく、瞑想に耽る異国の小さな動物のようにもったりしていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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かすかなにおいが葉子の部屋にも通 って来た。
有島武郎 / 或る女
Tシャツもズボンもその朝に夏ものの衣料を詰めた箱からひっぱりだしてきたばかりだったので、大きく息をすると防虫剤のつんとするにおいが、まるで尖ったかたちをした微細な羽虫のように僕の鼻の中にもぐりこんできた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
生臭い魚の香は強く部屋じゅうにこもったけれども、それは荒い大海を生々しく連想させる
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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じめじめした苔が、湿った綿の上を歩くような心持ちにさせる
志賀 直哉 / 志賀直哉小説選〈1〉 amazon
山で仕事をしていると、花粉がもわもわ降ってくる。降り注ぐ花粉で、山の斜面は真っ黄色だ。作業が終わる夕方には、俺たちは衣をまぶして揚げるばかりになったフライみたいなありさまだった。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
からたちの真白い小花が、柔らかい紙を散らしたように咲く
高樹 のぶ子 / 光抱く友よ amazon
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