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街路も人気なく、日曜の朝のような感じであった。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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閑散・人気(ひとけ)がない
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前後の文章を含んだ引用
......寄宿舎は早朝から、ほとんど空になった。伸子は近頃、そういうことにあまり興味が持てず、寄宿舎にとって未曾有な朝の静寂を楽しみながら、部屋に残っていた。窓から見下す街路も人気なく、日曜の朝のような感じであった。伸子は、編み下げのままの髪の先を指に巻きつけながら、窓際に佇んで、祝日らしい戸外の景色を眺めていた。すると背後で、扉を敲 く音がした。とっさに、佃が来た知らせかと......
単語の意味
街路(がいろ)
街路・・・街にある道。計画的に作られた道。
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中を覗 くとがんがらがんのがあんと物静かである。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
そこのコーナーだけは、人の渦の目のように静かだった。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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相手に見せたい自分、こんなふうに見てもらいたいと願う自分は、実は常に、中身のない、実体のない、ただの脱け殻にすぎないのだ。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「大丈夫ですから」と言い残し、戦場に行くかのように勇ましくブースの中に消えた。
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私の頭の中はいま真空だ。危急なものが流れこんで来そうに思える。
林芙美子 / 新版 放浪記
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