日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

掌底でハンドルを叩いた。二度、三度、四度……。

横山秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録　ページ位置：71%　作品を確認（amazon）

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前後の文章を含んだ引用

......ありがとう。　そのひと言が言えたなら、この先ずっと誇れる自分でいられた。同じ場面を与えられることは二度とない。その一瞬一瞬に、人の生きざまは決まるのだ。　悠木は掌底でハンドルを叩いた。二度、三度、四度……。アクセルを踏み込んだ。メーターの針はみるみる上がっていった。　家には淳が一人いた。　パジャマのまま居間でテレビゲームをやっていた。「お母さんは？」「草取り」　淳......

単語の意味

掌底（しょうてい）

手の平・掌（てのひら）

掌底・・・手のひら。手のひらの下の部分で、拳を作ったときに指で隠れない部分。「掌底打ち」は手のひら（掌底）で殴ること。

手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌（たなごころ）。

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悔しさによる体の反応、リアクションの表現・描写（悔やむのカテゴリ）の一覧ランダム５

身体は恐怖と悔恨とのために顫（ふる）えて来た。

横光利一 / 日輪関連カテ戦慄・恐怖で震える悔しさによる体の反応、リアクション

実母との別れ以来流したことのなかった大粒の涙が、次から次へとあふれ出てきた。たまりにたまった悔しさが堰を切って涙に変わっていく。

雫井脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

コーヒーカップが、屈辱に震える手の先でカチカチと鳴る。