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集中する・夢中になるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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やっとわかった。 病気になったのは、和音じゃない。由仁だ。弾けなくなったのは由仁なのだ。目の前の景色が、反転して見えた。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
行き来する女々の体を追ってると、よくあるあの、漢字などの、書きすぎ・見すぎなどで突如襲われる未視感というのか、ひらがななどでも、「い」を書き続け・見続けたりすると、ある点において「これ、ほんまに、いぃ?」と定点決まり切らぬようになってしまうあの感じ、今の場合は、わたしの目に女々の体がそうなってきており、だいたいなぜあそこが膨らみ、なぜ一番てっぺんに黒いものが生えており、しゅるっとなってこのフォルム、そしてなぜここでだらりんと二本でなぜ足はあのような角度で曲がってこんな具合をしているのかの隅々を、見失ったというか改めて発見したというかの状態になって、そのあらためて感から抜け出せぬような予感におそわれ端的にぞわりとおそろしくなり
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
白痴の子が赤ん坊同様
有島武郎 / 或る女
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