TOP > 感情表現 > 興奮・気持ちが高ぶる
うわずった声は、ただ沈黙の重さから逃げようとしているだけ
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置：74% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
気まずい
声が上ずる・声が裏返る
黙る・沈黙
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......いふりをして、こっちを見ようとしない。「被害妄想っていうの？ 鬱病でよくあるじゃない、そういうのって怖いから早めにお医者さんに診てもらったほうがいいでしょ」──うわずった声は、ただ沈黙の重さから逃げようとしているだけなのだと、僕にはわかる。「妄想かどうかは、おまえがいちばん知ってるだろ」 静かに言った。感情を抑えたつもりはなかったのに、台本を棒読みするような口調になった。「......
ここに意味を表示
気まずいの表現・描写・類語（嫌いのカテゴリ）の一覧 ランダム５
気まずさを強烈な電気のように感じている
有島武郎 / 或る女
このカテゴリを全部見る
声が上ずる・声が裏返るの表現・描写・類語（興奮・気持ちが高ぶるのカテゴリ）の一覧 ランダム５
声が抑制を外れてふつつかに突っ走る
円地 文子 / 渦 amazon
自分の上ずった声をおちつけようと努めた。しかしその声は依然として咽喉の奥で二つに割れるのだった。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
黙る・沈黙の表現・描写・類語（声・口調のカテゴリ）の一覧 ランダム５
こわれた楽器のような沈黙
安部 公房 / 他人の顔 amazon
沈黙を拳で突き破るような勢いで、いらだたしく言う
永井 路子 / 朱なる十字架 amazon
このカテゴリを全部見る
「嫌い」カテゴリからランダム５
ぞっとするほど冷たい表情
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
心身の疲労から眼を 開いていられなかった。節々妙に力が抜け、身動きも出来ぬ心持だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
「声・口調」カテゴリからランダム５
ねっとり吸い付いてくるような吉田の節回し
井上 友一郎 / 受胎「受胎―他二篇 (1956年) (角川文庫)」に収録 amazon
「興奮・気持ちが高ぶる」カテゴリからランダム５
「緊張」カテゴリからランダム５
焔のような警戒心を消さない
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
言葉が急に固い木片にでもなったかのように咽喉につっかかる
黒井 千次 / 春の道標 amazon
意味不明の乱雑さの中で、その一行だけは、何者かの意志によって貫かれたように、ぴんと張り詰めていた。触れると痛いほどに、力がみなぎっていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
嫌い の表現の一覧
声・口調 の表現の一覧
興奮・気持ちが高ぶる の表現の一覧
興奮・気持ちが高ぶるのレベル
興奮・気持ちが高ぶるの感覚、精神的な反応
興奮・気持ちが高ぶるの表情、リアクション
その他の興奮・気持ちが高ぶるの表現
| 次の文字を含む「興奮・気持ちが高ぶる」の表現を検索 |
| 心 泣 涙 胸 興奮する 興奮して 興奮で |
緊張 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ
