夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:50% 作品を確認(青空文庫)
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晩夏・夏の終わり
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前後の文章を含んだ引用
......油蝉、みんみん、おしいつくつくがある。油蝉はしつこくて行 かん。みんみんは横風 で困る。ただ取って面白いのはおしいつくつくである。これは夏の末にならないと出て来ない。八 つ口 の綻 びから秋風 が断わりなしに膚 を撫 でてはっくしょ風邪 を引いたと云う頃熾 に尾を掉 り立ててなく。善 く鳴く奴で、吾輩から見ると鳴くのと猫にとられるよりほかに天職がないと思われるくらいだ。秋の初はこいつを取る。これを称して蝉取り運動と云......
単語の意味
綻びる(ほころびる)
秋風(あきかぜ・しゅうふう)
秋風・・・1.秋になって吹く風。
2.男女間の愛情が冷めて相手が嫌になること。秋風が吹く。
2.男女間の愛情が冷めて相手が嫌になること。秋風が吹く。
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晩夏・夏の終わりの表現・描写・類語(夏のカテゴリ)の一覧 ランダム5
梶井基次郎 / 城のある町にて
夏も半ばだ。後何週間かで、フェードアウトしていく。悲しかった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
夏の名残が引いてゆく気配を、汗が兆すようで意外と乾燥したままの額の 縁 に感じた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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初夏の日がひっそりと光を降らして、土には物の影が濃い
久米正雄 / 学生時代 amazon
キリギリスがあちらこちらで、かすれた声をあげて鳴いている。それを聞いているのはひどく息苦しかった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
今は一番日の長い季節だ。五時半でもまだ夕方という感じがしない。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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