TOP > 風景表現 > 外の設備・工作物 > 夜景・夜の眺め
TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夜空
TOP > 風景表現 > 晴れ・曇り > 雨上がり・晴れ間がのぞく
雨上りの夜の天地は濃 い墨色 の中にたっぷり水気を溶 して、艶 っぽい涼味 が潤沢 だった。
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:42% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
夜の雨
夜景・夜の眺め
夜空
雨上がり・晴れ間がのぞく
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......開いているのに小初の一方の心では昼間水中で味 った薫の若い肉体との感触を憶 い出している……。 少したつと小初はまた起き上った。父の様子を見ようと裏口の窓を開けた。雨上りの夜の天地は濃 い墨色 の中にたっぷり水気を溶 して、艶 っぽい涼味 が潤沢 だった。下 げ汐 になった前屈 みの櫓台の周囲にときどき右往左往する若鰡 の背が星明りに閃 く。父はあまり遠くない蘆の中で、カンテラを燃して数珠子釣りをやっている。洲の中の環虫類 ......
単語の意味
涼味(りょうみ)
艶(つや)
涼味・・・涼しげな感じ。涼しさ。涼しさを感じる味。
艶・・・1.物の表面に感じられる、なめらかで、美しく光る印象。
2.声などに張りがありなめらかで美しいこと。
2.声などに張りがありなめらかで美しいこと。
ここに意味を表示
夜の雨の表現・描写・類語(雨・霧のカテゴリ)の一覧 ランダム5
闇のなかを斜(はす)かいに雨が糸をひく
中村 真一郎 / 夜半楽 amazon
街灯の光の届く所だけに白く光って斜めに雨のそそぐのがほのかに見え
有島武郎 / 或る女
このカテゴリを全部見る
夜景・夜の眺めの表現・描写・類語(外の設備・工作物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
サイパンの夜の明かりはダイヤモンドみたいだった。建物が少なくて、明かりが大きい。空気が澄んでいて、海の水分が満ちている。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
夜空の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
雨上がり・晴れ間がのぞくの表現・描写・類語(晴れ・曇りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
スコールは右手の西南に去って、市街の出岬の彼方の海に、まだいくらか暗沫 の影を残している。
岡本かの子 / 河明り
雷光と雨に洗われた後の清い闊 やかな北国の空
宮本百合子 / 伸子
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
ある夕方、薄い硝子のように危く光る、消える直前の日射し
中村 真一郎 / 遠隔感応 amazon
店の外に出ると、夕暮れだった。白いマンションや白い人間達から順に夕暮れの色になっていく。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
夜は萃(人名)に似ている。 昼間思うとかすんでいて、大したことなく思える。でもいざやって来ると、その 闇 の肌ざわりは、 抗えないほど巨大で純粋だ。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
「外の設備・工作物」カテゴリからランダム5
瓶底のような分厚いメガネ
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
旗が、激浪に揉まるる浮標(ブイ)のように激しく揺れる
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
「雨・霧」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
外の設備・工作物 の表現の一覧
晴れ・曇り の表現の一覧
雨・霧 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ