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いつのまにか人々の会話からは遠のいて、物思わしげに黙りこくってしまう。そして果てしもなく回想の迷路をたどって歩く。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:39% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......上げられる。 こんな事を思うにつけて、君の心の目にはまざまざと難破船の痛ましい光景が浮かび出る。君はやはり舵座 にすわって他の漁夫と同様に握り飯を食ってはいるが、いつのまにか人々の会話からは遠のいて、物思わしげに黙りこくってしまう。そして果てしもなく回想の迷路をたどって歩く。 苦 い経験の一つだ。模範船からすぐ引き上げろという信号がかかったので、今までも気づかいながら仕事を続けていた漁船は、......
六
それはある年の三月に、君が遭遇したここに意味を表示
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その玄関を見ると描くように思い出された。
有島武郎 / 或る女
(会えなくなった友との思い出に)シンイチの目には涙が盛り上がり、それは心のレンズのようにスタンとの思い出を拡大して彼自身に反芻させた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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身体の奥に昨日の記憶の火照りが残る
黒井 千次 / 春の道標 amazon
民さんを思うために神の怒りに触れて即座に打殺さるる様なことがあるとても僕には民さんを思わずに居られない。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
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単語も数式も地名も古語も、みんな頭の中を素通りしていく。あたしの中に何も残さない。それを力ずくでせき止めて、記憶しようとする。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
つかみどころがなくぼやけていく記憶の頼りなさ
川端 康成 / 雪国 amazon
ついさっきまで洗いながら考えていたことが、シャボンの泡が音もなく割れたみたいに、どうしても思い出せなくなる。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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