TOP > 感情表現 > 気分が晴れない・落ち込む
火を見る嬰児 の顔のように弛 んで来て口を解いた。
横光利一 / 日輪 ページ位置:30% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
呆れる・驚きで呆然
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、松明の光りを受けて病める鶴のように長羅の胸の上に垂れていた。 訶和郎は剣 を握ったまま長羅の顔から美女の顔へ眼を流した。すると、憤怒 に燃えていた彼の顔は、次第に火を見る嬰児 の顔のように弛 んで来て口を解いた。そうして、彼の厚い二つの唇は、兵士たちの最後の者が、跛足 を引いて朱実 を食べながら、宮殿の方へ去って行っても開いていた。しかし、間もなく、兵士たちの松明が、宮殿の......
単語の意味
弛む(たるむ)
嬰児(えいじ)
弛む2(たゆむ)
緑児・嬰児(みどりご・りょくじ)
弛む・・・ぴんと張っていた物や気持ちがゆるむ。
嬰児・・・生まれたばかりの赤ん坊。1、2歳くらいの子供。
弛む2・・・いやになって、心の緊張がゆるむ。努力を怠る。なまける。
緑児・嬰児・・・生まれて間もない子供。赤ん坊。「緑」は「新芽のようにみずみずしい」ことを意味する。
女性の美しい黒髪を意味する「緑の黒髪」も同じ意味で「緑」が使われている。
「緑児」を「みどりご」と読む場合は「嬰児」とも書く。
女性の美しい黒髪を意味する「緑の黒髪」も同じ意味で「緑」が使われている。
「緑児」を「みどりご」と読む場合は「嬰児」とも書く。
ここに意味を表示
呆れる・驚きで呆然の表現・描写・類語(驚きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
あきれて黙ってしまった。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
呆れたが、決して嗤 う気 にはなれなかった。
吉川英治 / 治郎吉格子
小林多喜二 / 蟹工船
このカテゴリを全部見る
「驚き」カテゴリからランダム5
肩が驚きで跳び上がる
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
引きはずされたような、驚いたような顔
宮本百合子 / 伸子
片山の顔がまた青くなった。信号並みによく色が変わるのだ。
赤川 次郎 / 三毛猫ホームズの推理 amazon
「気分が晴れない・落ち込む」カテゴリからランダム5
他人を殺せないから自分をなくしてしまうのであり、自分を好きになれないからなにをしてもどんどん自殺という名前の沼におぼれていくのだ。
吉本 ばなな / 日常の力 文庫版あとがき「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
驚き の表現の一覧
気分が晴れない・落ち込む の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ