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ワイヤ・ロープが、誰か下で振っているように揺れていて
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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くねる・波打つ
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前後の文章を含んだ引用
......きりに出た。大工は又「つかみ鼻」をした。それから横ポケットにブランブランしている金槌 を取って、仕事にかかった。 大工はひょいと耳をすまして――振りかえって見た。ワイヤ・ロープが、誰か下で振っているように揺れていて、ボクンボクンと鈍い不気味な音は其処 からしていた。 ウインチに吊された雑夫は顔の色が変っていた。死体のように堅くしめている唇から、泡 を出していた。大工が下りて......
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生命を与えられた蛇のようにきびきび動く綱
新田 次郎 / 縦走路 amazon
凧(たこ)の緒のようなワイア
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
(様々な色の)おびただしい絹糸は百花を見るようにひしめいていた。
芝木 好子 / 隅田川暮色 amazon
人間の腕ほどの太さの鉄で編んだ鎖
塩野 七生 / ロードス島攻防記 amazon
グレートヘンのように糸繰車を廻している
梶井基次郎 / 温泉
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シガレットを、とがった唇の先にくわえると、まるで窒息しそうな魚のように、エラ骨から喉仏までぐびぐびとうごかしながら、最初の一ぷくをひどく忙しげに吸いこむのだ。
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
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(皿に盛られた飯が、)岩を蔽(おお)う海苔のような、緑と蜜柑色の黴(かび)を生やしていた。
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
まるで蛸が自分の足を喰うような話で、穴を埋めながら他方にまた新しい穴をあけているのですが、当座のやりくりだけはつく、そういう方法です。
石川 達三 / 神坂四郎の犯罪 (1958年) amazon
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