調子よく跳 ね上った空元気 だけの言葉
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:78% 作品を確認(青空文庫)
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やせ我慢・虚勢
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......はいない。それをガラガラな大声でどなり立ててしまった。誰も何も云わない。今まで話していた外のことも、そこでプッつり切れてしまった。 然 し、こういうようなことは、調子よく跳 ね上った空元気 だけの言葉ではなかった。それは今まで「屈従」しか知らなかった漁夫を、全く思いがけずに背から、とてつもない力で突きのめした。突きのめされて、漁夫は初め戸惑いしたようにウロウ......
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やせ我慢・虚勢の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
頼りにならぬ 空元気
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
(明るく振る舞う)つきあっていた時と何も変わらぬ調子で、明るく用件だけを伝えて電話を切ることもあった。まるでもう、すべては解決済みであるかのようだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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物思いに沈んだ人などと似通うような厳粛ともいうべき真面目さ
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
(しらばっくれる)「どうしました?」 武内が笑いかけるように訊いてくる。そのごく日常的な言い方に、雪見は怒りを直接ぶつけていいものかどうか、 躊躇 してしまった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
その寡黙さはほとんど 僧侶 か神主のよう
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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