(みみず)暗い土の上に水のような色でも広がるように、じいいという煙のような声が立ち浸みている。
鈴木 三重吉 / 桑の実 作品を確認(amazon)
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虫の音
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単語の意味
土(つち)
蚯蚓(みみず)
土・・・岩石と有機物が混じって細かい粉末状になったもの。有機物は、生物の死骸およびその腐敗物、微生物などから構成されている。砂(有機物が含まれない)とは違い、植物が育ちやすい。
蚯蚓・・・ミミズ綱(貧毛類)の環形動物の総称。地中に住む、薄赤くて細長い下等生物。円筒状で、多くの輪のような節から成る。名前は、目がないため「目みえず」に由来するという説が有力。地竜(じりゅう)。赤竜(せきりょう)。
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虫の音の表現・描写・類語(昆虫・虫のカテゴリ)の一覧 ランダム5
一筋二筋と糸のように残って聞えた虫の音
永井 荷風 / ぼく東綺譚 amazon
そとでは虫が織るようにないている
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
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「昆虫・虫」カテゴリからランダム5
鼈甲(べっこう)のような色沢(つや)の長い足を持った女郎蜘蛛
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
この虫の、灰色の統絹(ぬめぎぬ)のような毛の一面に生えた、妙に小さな頭
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
揚羽蝶の羽だけが、モスリンの表面が波打つように、時々揺れる。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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