女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔らかい瓜実顔をその中に湛えている。真っ白な頬の底に暖かい血の色がほどよく差して、唇の色は無論赤い。
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寝顔
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単語の意味
湛える(たたえる)
瓜実顔・瓜核顔(うりざねがお)
頬(ほお・ほほ)
湛える・・・水などの液体をいっぱいに満たす。気持ちを顔に表す。
瓜実顔・瓜核顔・・・瓜のタネに似た形で、色白で鼻筋が通っていて、やや細長い顔。美人の典型的な顔の一つとされる。
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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男は、べっとりと油ぎった顔色の悪さで、口を開けて眠っている。
林芙美子 / 新版 放浪記
生まれてこのかた一度も傷ついたことのない十三か十四の女の子みたいな顔
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
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刻みの荒い、単純な、他意のない男の顔
有島武郎 / 或る女
大きく髪を結っていた。それが卵形の凛々しい顔を非常に小さく見せながらも、美しく調和していた。
川端康成 / 伊豆の踊子 amazon
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蒸暑い体を冷たい土に寝せている
吉川英治 / 銀河まつり
ダッシュボードに脚を投げだしてシートに身を沈め、おなかの上で両手を組んでいた。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
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