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分らない――朦朧もうろうもやでも隔てて見るように
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:86% 作品を確認(青空文庫)
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ぼんやり見える
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......、ぶら、と火除地ひよけちの桐ばたけを、一角は、よろめいて行った。 (よしっ、今だ)  と見て、丈八が、 「待てっ。一角っ」  と、するどく、ぶつけて、突嗟とっさに、前へ突っ立つと――分らない――朦朧もうろうもやでも隔てて見るように、 「だ、誰だ」 「酔をさませ。木村丈八郎だ」 「来たかっ、丈八」 「米沢への江戸土産みやげに、その首を貰った」 「ばッ、ばかなッ。……わ、笑わすなよ、丈八。俺こそ、貴様の首が......
単語の意味
朦朧(もうろう)
隔てる(へだてる)
朦朧・・・意識や視界、意味などがハッキリしないさま。ボーっとしていて、クリアでないさま。おぼろげなさま。ぼんやり。
隔てる・・・間に何か置く。間に何か置いて交流や行き来できないようにする。時間的、空間的に間をあける。
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光のなかにあるようにかすんでいる。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
暗い光の中にぼんやりしていた。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon関連カテぼんやり見える明るさ、暗闇に目が慣れる
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(長い凝視 )面壁の達磨のように見詰める
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon関連カテよく見る・じっくり見る・凝視一点を見つめる
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