吹雪は、まだ、二人の姿を消してしまうほど荒れていた
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:100% 作品を確認(青空文庫)
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吹雪・暴風雪
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前後の文章を含んだ引用
......が、春ともなれば、紫雲英 、菜の花、里の子供の遊び場にもようござる」 と、いった。 「え?」 と、怪しんで問い返すと、月杖は、まだ今夜の運座の句作が頭にあったのか、少し顔を上げて、
遊ばばや子とも鬼とも紫雲英草
と呟いた。 吹雪は、まだ、二人の姿を消してしまうほど荒れていたが、空には、月が顔を出していた。 どこかで、よよと、泣いている女の声を、上から傷ましがっているように。単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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降りしきる雪と、荒れ狂う水と、海面をこすって飛ぶ雲とで表わされる自然の憤怒
有島武郎 / 生まれいずる悩み
来た方がまるで灰いろで穴のやうにくらく見えたのです。
宮沢賢治 / ひかりの素足
シベリア送りにあったロシア人の罪人のように、吹雪にジッと耐える
永倉 万治 / 恋はあせらず―You Can’t Hurry Love amazon
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「雪・霜・あられ」カテゴリからランダム5
雪が冷たく燃えるような輝きを増す
川端 康成 / 雪国 amazon
自然が粉雪をあおりたてて、所きらわずたたきつけながら、のたうち回ってうめき叫ぶその物すごい気配
有島武郎 / 生まれいずる悩み
有島武郎 / 生まれいずる悩み
木桶の中の水に氷が張り、柄杓(ひしゃく)を持ち上げると月を突き刺したように薄い氷まで持ち上がってくる
阿久 悠 / 瀬戸内少年野球団〈上〉 amazon
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