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(刀の刃が)鍔から三、四寸の所から、折れて、氷柱 のように、すッ飛んだ。
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:97% 作品を確認(青空文庫)
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刃物(ナイフ・剣・刀)
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前後の文章を含んだ引用
......真っ赤にして俯ッ伏していた赤穂方の一人が、ふいに見た、一角の足を、刀でなぐった。 「ええッ、此奴 」 踉 けながら、後ろへやった刀が、かつんと、鉢金に弾んだと思うと、鍔から三、四寸の所から、折れて、氷柱 のように、すッ飛んだ。 しきりと、室内から、半弓を射て、味方を助ける者があった。――また、ひと群れが、庭木戸から、押しもどって、どっと、雪が、まっ黒になるほど、紛雑 する。 「丈八……俺......
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刃物(ナイフ・剣・刀)の表現・描写・類語(武器のカテゴリ)の一覧 ランダム5
骨を切る音が鈍く響いて、横に薙 いだ太刀の光が、うすやみをやぶってきらりとする。
芥川龍之介 / 偸盗
軍刀を抜いた。掛け声とともに打ち下ろすと、首は毬(まり)のように飛び
火野 葦平 / 麦と兵隊 amazon
いきなり、青い針金のような光が、賊の手元から走った
吉川英治 / 治郎吉格子
(刀の刃が)鍔から三、四寸の所から、折れて、氷柱 のように、すッ飛んだ。
吉川英治 / 無宿人国記
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拳銃にふれた瞬間、腕の神経に震えるような刺激を感じた。ふれている場所から、身体が緊張していく。自分を超えたもの、とふと思う。この機械は冷酷さにおいて、自分を超越している。
中村文則 / 教団X amazon
(銃口を向けられる)身体が動かない。単に、銃を構えられただけなのに、身動きが取れなかった。銃口の黒い穴の奥から、何者かにじっと射すくめられているような、気がした。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
いきなり、青い針金のような光が、賊の手元から走った
吉川英治 / 治郎吉格子
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