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すぐ彼は自分の立場を取り戻した。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
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我に返る・意識が戻る
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前後の文章を含んだ引用
......の右肩をつかんだ。 「余計な寄道せって、誰が命令したんだ」 誰が命令した?「船長」ではないか。――が、突嗟 のことで、船長は棒杭 より、もっとキョトンとした。然し、すぐ彼は自分の立場を取り戻した。 「船長としてだ」 「船長としてだア――ア」船長の前に立ちはだかった監督が、尻上りの侮辱した調子で抑 えつけた。「おい、一体これア誰の船だんだ。会社が傭船 してるん......
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我に返る・意識が戻るの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
頭はまったく動いていなかった。 〈佐山です〉 県警キャップの──思った瞬間、脳内のすべてのランプが点灯した。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
部屋に戻ったとき、すみれは目を開けていた。そこにはまだ微かに不透明なヴェールがかかっているものの、意識の光は回復していた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「どうしたの? 石になっちゃって」 ティエンは、マスターベーションの現場を発見された少年のような 初心 な表情で振り返った。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
はい、と返事をして、真由が立ち上がる。椅子の足が床に擦れる音で、愛子は我に返った。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
ふと葉子は幻想 から破れて
有島武郎 / 或る女
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夢からさめたように前を見ると
有島武郎 / 或る女
雑念を振り払うように、からあげをかたまりのまま口に放り込んだ。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
子供みたいに夢中になって
浅田次郎 / うらぼんえ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
火花のごとく消えては浮ぶ空想
正宗白鳥(忠夫) / 何処へ amazon
悲しい祈りは、悲しい詩のように暗く湿った和室に響いた。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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