粉山椒をおまじないみたいに振りかけて食べる

紀州しみずの最高級手摘み山椒

山椒はとり料理全般に合うが、オススメはから揚げ。塩と少量の山椒を混ぜて振りかける

サンショの木は、若葉から花、花から実、木の皮まで、季節がうつりかわるにつれて、お惣菜に色どりを添えてくれる。若葉であるキノメも好ましいが、花サンショはもっと魅力がある。そのままでおくとサンショの実になるゆえ、もったいなくもないが、実よりも花の方がずっとよい。摘み採ったのを、からりと醤油で煮る。保存もきく。そのままほんの少しで、酒の肴、茶漬によく、料理のツマにもする。

なんとなく日本の山の緑の匂いを漂わせ、新鮮さと淡い辛さを持つことは、日本料理と絶妙に呼吸のあった相性である

シンプルな料理にも家庭ごとの味わいがあり、違いは香辛料に出る

タイムの香りがフランスの雰囲気をただよわせた。

両眼から涙のようなものが一二滴眼尻（めじり）から頬へ流れ出した。山葵（わさび）が利（き）いたものか、飲み込むのに骨が折れたものかこれはいまだに判然しない。

上品な香りと辛味で素材の味を引き立てる

黒こしょうと白こしょうをあらびきしたもの