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堰を切ったように心の澱を吐き出す
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愚痴る・不平不満・泣き言
本音・胸中・手の内
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単語の意味
澱(おり)
堰を切る(せきをきる)
澱・・・液体の底に沈んだカス。
堰を切る・・・せき止められていたもの切れて、どっと流れ出る。こらえ切れなくなって、溢れ出る。
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古井戸をこわごわのぞく格好で、自分の本心をのぞく
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
ことばに嘘のかげりがない
池波 正太郎 / 鬼平犯科帳〈1〉 amazon
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勝ち誇ったような微笑をつくってみせた。つくりながら人間というものはどういう事態になっても虚栄心から抜けきれぬとふと思った。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
冬の夜の静けさだけが続く歩道の 長閑 さは、簡単に自分から抵抗力を奪い、心地いいあきらめの渦に引きずりこもうとする。あれには負けても仕方がないと認めてしまえば楽になるのかもしれない。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
自意識過剰な様子を観察していると、ボロボロの自尊心が、少しずつ修復されて行くような気がする。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
とたんに喉の奥がぎゅっと詰まり、またもや悪心が込み上げてきた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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嫌いの比喩表現の例文 一覧 ランダム5
知らぬうちに零した溜め息が足元に積もっているように感じ、足が抜けなくなるのではと不安を覚える。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
深夜の便器のような長嘆息
開高 健 / 飽満の種子「珠玉・花終る闇 (開高健全集)」に収録 amazon
褌(ふんどし)のようにバカ長い嘆息を洩らさざるを得なかった。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
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不満を伝えるの比喩表現の例文 一覧 ランダム5
綿ぼこりのように散りかかった卑穢(ひわい)な文句
石川 淳 / 普賢 amazon
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私の血脈だけが、キコンカコン歌時計のように活発に動いていたわ
石坂 洋次郎 / 若い人 (1966年) amazon
よほど酔っ払ったのか、負ぶわれたほうは壊れた操り人形のようにフラフラとしていた。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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彼は、ウォッカで酔ってゆく時の 角度 を愛していた。素潜りのように、深い酩酊の 淵 に向けて、まっすぐ一直線に沈んでゆく。途中の道行きは澄んでいて、言葉は決して追いつかず、風味でさえ、振り返った水面に遠く輝く光のようだった。 二杯を立て続けに飲んだところで、彼はようやく日常から完全に遠ざかって、その底の孤独にまで達した。投げ出された人形のような無意志的な動きで、リラックス・チェアの背に体を 凭 せた。そうしてしばらく、首の傾いたままのその姿勢で陶然としていた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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