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蒸すような空気がこもって
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:39% 作品を確認(青空文庫)
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湿った空気・湿気や熱気がこもる
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前後の文章を含んだ引用
......を出て来た興録 という船医を三人に引き合わせた。 田川夫妻を見送ってから葉子は自分の部屋にはいった。さらぬだにどこかじめじめするような船室 には、きょうの雨のために蒸すような空気がこもっていて、汽船特有な西洋臭いにおいがことに強く鼻についた。帯の下になった葉子の胸から背にかけたあたりは汗がじんわりにじみ出たらしく、むしむしするような不愉快を感ずる......
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湿った空気・湿気や熱気がこもるの表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
空気がムレて、ドロドロに腐っていた。
小林多喜二 / 蟹工船
湿気の多い土地で、霧もかかりやすく雨も多い。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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「空・中空」カテゴリからランダム5
黒い空には、星が砥いだように光っていた。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
私は月に光った自分の裸の肩をこの時程美しく感じた事はない。
林芙美子 / 新版 放浪記
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