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夜霧はアスファルトの上までおりて来ている。
梶井基次郎 / ある心の風景 ページ位置:84% 作品を確認(青空文庫)
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霧・かすみ・もや
深夜
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前後の文章を含んだ引用
......いていた。日蔭は磧に伸び、物売りのラッパが鳴っていた。 喬 は夜更けまで街をほっつき歩くことがあった。 人通りの絶えた四条通は稀 に酔っ払いが通るくらいのもので、夜霧はアスファルトの上までおりて来ている。両側の店はゴミ箱を舗道に出して戸を鎖 してしまっている。所どころに嘔吐 がはいてあったり、ゴミ箱が倒されていたりした。喬は自分も酒に酔ったときの経験は頭に上り、今は......
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濃霧は松明の光りをその中にぼかしながら
横光利一 / 日輪
視界を真っ白に閉ざす霧の中
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
黄色いスープのような靄におおわれる
北 杜夫 / さびしい乞食 amazon
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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窓の外は満月だった。日付が変わろうとしていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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フロントガラスを濡らす雨が自らの重みに耐え切れずに流れ落ちていく。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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ある生暖 かい日の暮れ
芥川龍之介 / 河童
あや目も知れない闇 の中から、硫黄 が丘 の山頂――右肩をそびやかして、左をなで肩にした――が雲の産んだ鬼子のように、空中に現われ出る。鈍い土がまだ振り向きもしないうちに、空はいち早くも暁の光を吸い初めたのだ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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