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眼は、血走った。兇悪な野性が久しぶりでその面上いっぱいに漲 り出して、小藤次を追い廻した。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:84% 作品を確認(青空文庫)
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怒りの表情
充血した目・目が血走る
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前後の文章を含んだ引用
......の真っ向へ、 「返せッ!」 と、喚いて、とびかかった。小藤次は駆けだした。そしてまた、 「お縄をうけい! お縄をうけい!」と叫んだ。 「そんな、甘手にのるかッ」 彼の眼は、血走った。兇悪な野性が久しぶりでその面上いっぱいに漲 り出して、小藤次を追い廻した。小藤次はまた、とても、この野にある猛獣が、眼の不自由な、外記とふたりの力では、制し得ないものと、初めから考えていたので、 「この子のためを、なぜ考えぬ。義賊雲霧仁......
単語の意味
血走る(ちばしる)
血走る・・・不眠や興奮などで、眼球が充血する。
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兎のように赤い眼の玉
武田 麟太郎 / 日本三文オペラ「日本三文オペラ―他八篇 (1955年) (河出文庫)」に収録 amazon
血走った燃えるような巨きい眼
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
他の軍人たちの眼もまたギラ、ギラと光り、みにくく充血している。それは本当に情慾の営みを果したあとのあの血走った、 脂 と汗との浮いた顔だった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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ぴしぴしと、泰山の青筋の立つ音が聞こえそう
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
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