百合は花瓣(かべん)といひ、蘂(しべ)といひ、みょうに腥(なまぐさ)いしなやかさを湛えてゐる
丸谷才一 / 彼方へ 作品を確認(amazon)
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花
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単語の意味
湛える(たたえる)
蕊・蘂(しべ・ずい)
花瓣(かべん・はなびら)
湛える・・・水などの液体をいっぱいに満たす。気持ちを顔に表す。
蕊・蘂・・・花の生殖器官。雄しべと雌しべ。花の真ん中にあり、花粉のやり取りをして実を作る器官。
花瓣・・・花びら。
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臘梅(ろうばい)の黄色い絹糸をくくったような花
徳田 秋声 / 縮図 amazon
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ぼうぼうに生えた草たちが、まるで緑色の炎のよう
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
落葉松(からまつ)と楡(にれ)ともみの木の茂りが、黒い氷の塊のよう
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
蛾が巨大な群集が光をめぐっているように、花が翅(はね)を広げて灯に透かされる
伊藤 整 / 青春 amazon
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