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バカンス村は、その名のとおり、都会の生活を忘れて休暇を味わう村なので、時計もおかない。電話も、テレビ、ラジオもない生活に入る。自然の中で憩い、いやなことは忘れて楽しく遊び暮すのが、このクラブの趣旨である。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
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......こまれた緑の島。ところどころにそびえたつ岩山が、美しい眺めだった。タマエという名の空港に降り、大型トラックを作り直したバスで、地中海クラブのバカンス村へ向う。 バカンス村は、その名のとおり、都会の生活を忘れて休暇を味わう村なので、時計もおかない。電話も、テレビ、ラジオもない生活に入る。自然の中で憩い、いやなことは忘れて楽しく遊び暮すのが、このクラブの趣旨である。モレア島のバカンス村は、五百人以上滞在できる大きな村で、私たちには「ファレ」と称する、小さい一軒家を貸してくれた。 わらぶきならぬバナナの葉でふいた屋根、中に入......
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このあたりの風景も、ようやくに観光地の通俗さが入りこんで来て、しずかな海と木立が、俗悪な道路と建物に侵されつつある。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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まだ心はサイパンの海のそばをさまよっている
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
潮風にさらされて粉を吹いたように風化した墓石
吉村 昭 / 海の鼠 amazon
(里帰り)ああ、何もかもに負けてしまった。東京を遠く離れて、青い海の上をつっぱしっていると、色々に交渉のあった男や女の顔が、一ツ一ツ白い雲の間からもやもやと覗いて来るようだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
戦争はどんなに永くたって激しくたって一時的の嵐だもの
宮本百合子 / 伸子
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