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次第次第に夜が明けるように蘇 りはじめた。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
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失われた記憶がよみがえる
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前後の文章を含んだ引用
......ってばかりいたのは、その間 に色んな意識を回復していたものと考えられるのだ。すなわち時間の意識、空間の意識、自己の存在を認める意識なぞが、吾輩の暗示をキッカケにして次第次第に夜が明けるように蘇 りはじめた。『ハテナ……ここはどこで、今はいつで、俺は何という名前の人間なんだろう』とか『おれは一体、何のためにこんな処に閉籠 められているんだろう』といった風にネ……それに......
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失われた記憶がよみがえるの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(久しぶりに聞く幼なじみの)その声はしんとした夜更けによく響く鐘をうち鳴らしたみたいに僕の頭の片隅にこびりついていた潜在的記憶を一瞬にしてありありと蘇らせた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
(記憶につながるものを目にして)私の中で何かが弾けた。ダムが決壊するように記憶の洪水が頭の中を駆け巡る。
428 ~封鎖された渋谷で~ amazon
これに関する記憶とは、その六個の死美人像によって鮮やかに眼ざめさせられた
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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「記憶」カテゴリからランダム5
そのときの根元的な恐怖が、意識の印画紙に激しく焼きつけられてしまった
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
カレンダーの数字のように誰の記憶にもはっきりしている
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
触れることを避けている思い出が、焼き鏝(ごて)を当てられたような痛みを心に与える
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
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