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カンテラを燃して
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
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ランプ・手に持つ明かり
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前後の文章を含んだ引用
......の中にたっぷり水気を溶 して、艶 っぽい涼味 が潤沢 だった。下 げ汐 になった前屈 みの櫓台の周囲にときどき右往左往する若鰡 の背が星明りに閃 く。父はあまり遠くない蘆の中で、カンテラを燃して数珠子釣りをやっている。洲の中の環虫類 を糸にたくさん貫 いて、数珠輪のようにして水に垂らす。蘆の根方に住んでいる小鰻 がそれに取りつく、環 をそっと引き上げて、未練に......
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ランプ・手に持つ明かりの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
かたぶいた梟 の眼のような行燈
林芙美子 / 新版 放浪記
有島武郎 / 或る女
カンテラを燃して
岡本かの子 / 渾沌未分
上を仰ぐと真黒な煤 がランプの光で輝やいて、地獄を裏返しに釣るしたごとく
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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月世界のような薄暗さ
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
ミラーを見つめた。後続車のヘッドライトは、藍色の夜にぼんやりと浮かんでいて、近づいてくる。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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