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(アルコール中毒の)多くの文献に共通して見られる幻覚は、「虫」もしくは「小動物」が体を這いまわるという幻覚だ。取っても取っても際限なくゴキブリやアリなどの虫が体を這い、食い破り、本人は恐慌状態におちいる。いわゆる「虫取り動作」を見せるのがこういう幻覚に共通の異常行動である。
次に共通しているのは、被害妄想的な幻聴幻視だ。妻や家族などが〝あいつは一家の恥だから抹殺してしまおう〟などと相談している声が聞こえたりする。
そしてそれらの幻覚は、すべてアルコールに憑かれた本人への呵責の形をとってあらわれてくる。
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アルコール中毒
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単語の意味
呵責(かしゃく)
恐慌(きょうこう)
体(からだ)
蟻(あり)
呵責・・・責め立ててること。厳しく叱ること。悪い行いを非難すること。かせき。
恐慌・・・1.恐れてあわてること。
2.景気が一気に後退して、人々がパニックになること。
2.景気が一気に後退して、人々がパニックになること。
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
蟻・・・アリ科の昆虫の総称。くの字の触覚を持ち、胸と腹と間にくびれがある。地中などで、女王蟻を中心に、雄の蟻、働き蟻(生殖能力のない雌)が階級を持ち集団で社会生活を営む。働き蟻は地上を歩いて食物を集め、勤勉なものの典型とされる。新しく羽化した女王と雄には翅(はね)があり(羽蟻)、交尾後に翅を失う。
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