大きなクジラのような形の飛行船
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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船・ボート
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前後の文章を含んだ引用
......がらないかの頃だ、ふるさとの街に飛行船が来たときがあった。大空に浮かぶ飛行船を見上げるのに目の高さなどほとんど関係ないのに、僕は父にせがんで肩車をしてもらった。大きなクジラのような形の飛行船は、飛ぶというより滑るように、ふるさとの空を横切っていく。僕はそれを、父の肩の上から、いつまでも飽きることなく見つめていたのだった。 ああそうか、とつぶやきが漏......
単語の意味
鯨(くじら)
鯨・・・1.クジラ目の哺乳類の総称。動物中最大の海獣。潮を吹く。後肢は退化し、前肢は鰭ひれ状、尾は尾鰭おびれ状で魚の形をしているが、魚と違って水平に広がる。種類が多く、歯のあるもの(歯クジラ)と、ないもの(ひげクジラ)とに分けられる。
2.鯨尺(くじらじゃく[=ものさしの一種])の略。
2.鯨尺(くじらじゃく[=ものさしの一種])の略。
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零戦はふらふらとよろけるように着陸姿勢を取りました。《…略…》零戦はまるで素人が着陸するように地面にバウンドしながら降り立ちました。そのまま滑走し、やがて静止しました。
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