誰も酔いの上の気焔
岡本かの子 / 河明り ページ位置:73% 作品を確認(青空文庫)
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大口をたたく・啖呵を切る
酒に酔う・酔っ払う
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前後の文章を含んだ引用
......まだ慰めなくちゃならない煩悩があるのかね」と若い経営主は云った。「そんなにチッテ族の酋長 のような南洋色になっても」 社長は、「ある――大いにある」と怒鳴ったが、誰も酔いの上の気焔 と思って相手にしない。社長は口を噤 んで仕舞った。 逆巻く濤 のように、梢 や枝葉を空に振り乱して荒れ狂っている原始林の中を整頓 して、護謨 の植林がある。青臭い厚ぼった......
単語の意味
気炎・気焔(きえん)
気炎・気焔・・・炎が燃えあげるように盛んな意気込み。議論の場などで見せる威勢のよさ。
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大口をたたく・啖呵を切るの表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
短刀でひと突きするような大胆な物の言い方
中村 真一郎 / 女たち amazon
自分の豪放 らしい言葉に、久し振りに英雄的な気分になれたらしく、上機嫌になって、
岡本かの子 / 金魚撩乱
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酒に酔う・酔っ払うの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
「やだ、照れくさい。」 と恥ずかしがった。そして、 「酔っぱらっちゃった。」 とうつぶせになって、しばらくはくずれたコンクリの破片を指で集めていたがずっと目を閉じているので、やがて不安になった私が近づいてみると寝ていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
少し麦酒の酔いを覚えていた。
梶井基次郎 / 泥濘
臆病者が酒を飲んで大胆になる
夏目漱石 / 吾輩は猫である
まぶたを女のようにうすくそめて
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
「そうかしら」と女は僕の頭にやわらかな楔を打ちこむように静かな口調で言った。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
内側に空間をくるみ込んだ声
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「その他の気分」カテゴリからランダム5
酔いどれ女
林芙美子 / 新版 放浪記
感慨無量なものが水のように胸を浸してくる
山手 樹一郎 / 喧嘩大名・木枯の旅 amazon
朝から飯をたべていないので、躯 じゅうが凄 んで来る。虎のようにのそのそと這いまわりたいような烈しい気持ちになる。
林芙美子 / 新版 放浪記
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