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きちっと口を結 んで
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:81% 作品を確認(青空文庫)
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決心・決断・覚悟する
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前後の文章を含んだ引用
......のとなりの女の子はそわそわ立ってしたくをはじめましたけれどもやっぱりジョバンニたちとわかれたくないようなようすでした。 「ここでおりなけぁいけないのです」青年はきちっと口を結 んで男の子を見おろしながら言 いました。 「厭 だい。僕 もう少し汽車へ乗 ってから行くんだい」 ジョバンニがこらえかねて言 いました。 「僕 たちといっしょに乗 って行こう。......
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決心・決断・覚悟するの表現・描写・類語(判断のカテゴリ)の一覧 ランダム5
肉縁を捨てるほどな、覚悟
吉川英治 / 無宿人国記
捨て身になった人間独特のものに動じないふてぶてしさ
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
胸の中には拳骨のように固い決心があった
新美 南吉 / 牛をつないだ椿の木 amazon
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相手を殺すか、相手に殺されるか、二つに一つより生きる道はない。
芥川龍之介 / 偸盗
パン屋襲撃の話を妻に聞かせたことが正しい選択であったのかどうか、僕にはいまもって確信が持てない。たぶんそれは正しいとか正しくないとかいう基準では推しはかることのできない問題だったのだろう。つまり世の中には正しい結果をもたらす正しくない選択もあるし、正しくない結果をもたらす正しい選択もあるということだ。このような不条理性──と言って構わないと思う──を回避するには、 我々は実際には何ひとつとして選択してはいないのだ という立場をとる必要があるし、大体において僕はそんな風に考えて暮している。起ったことはもう起ったことだし、起っていないことはまだ起っていないことなのだ。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
英雄的に見えるこの決心
有島武郎 / 或る女
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