ゆるやかに流れる川がそっと、親指ほどの波を立てるような声
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り ページ位置:16% 作品を確認(amazon)
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小声(細い・弱い・静か)
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前後の文章を含んだ引用
......、僕も好きだ」僕はまさか自分の知っている本がこの島にあると思わなかったので、意識するより先にそう口に出した。「詩を食べて生きる」静かな声で、長髪の彼は言った。 ゆるやかに流れる川がそっと、親指ほどの波を立てるような声だった。妙な色気すらある。彼はそれきり、喋らなくなったので、僕たちはその場を後にする。「今の桜が殺したんだ」少し離れたところまで歩くと、日比野が僕にそう言ってき......
単語の意味
親指・拇・擘(おやゆび)
親指・拇・擘・・・1.手足の五本の指のひとつ。五本の端にあって、もっとも太い指。拇指。手の場合は手の平は地面に向けたときに、足の場合は直立したときに、一番内側に位置する。大指(おおゆび)。第一指。母指・拇指(ぼし)。巨擘(きょはく・きょへき)。擘指(はくし・へきし)。お父さん指。
2.一家の主人や亭主、親方などのこと。
2.一家の主人や亭主、親方などのこと。
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