(青鷺火)鷺 は、蛍 のように、袋 の中でしばらく、青くぺかぺか光ったり消 えたりして
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
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鳥類
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前後の文章を含んだ引用
......もん通りだというようにほくほくして、両足 をかっきり六十度 に開いて立って、鷺 のちぢめて降 りて来る黒い脚 を両手 で片 っぱしから押 えて、布 の袋 の中に入れるのでした。すると鷺 は、蛍 のように、袋 の中でしばらく、青くぺかぺか光ったり消 えたりしていましたが、おしまいとうとう、みんなぼんやり白くなって、眼 をつぶるのでした。ところが、つかまえられる鳥よりは、つかまえられないで無事 に天の川の砂 の上に降 りるもの......
単語の意味
蛍(ほたる)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
蛍・・・1.ホタル科の昆虫の総称。水辺にすむ小形の甲虫。夜、腹の端から青白い光を出す。その光は古来より好まれ、死者の魂ともいわれた。夏虫(なつむし)。
2.源氏物語の巻名。
2.源氏物語の巻名。
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
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