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食糧が不足していて、好ききらいなぞいってはいられなかった
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:32% 作品を確認(amazon)
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生活苦・貧しい暮らし(日々)
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前後の文章を含んだ引用
......まるで別の国の、別の町のような気がしてならない。 雪の中を歩きまわって疲れると、私は、妓が教えてくれた〔アルプス亭〕という洋食屋へ行った。 なにしろ当時は、もう食糧が不足していて、好ききらいなぞいってはいられなかったが、高山の町には、なぜか鶏肉が豊富であった。〔アルプス亭〕のメニューは、チキンライスとコーヒーとスープのみ。 そこで仕方なく、チキンライスを食べたのだが、おもわ......
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ケーキが一番好きだった。胃の調子がわるい、といって食事をしなくてもケーキは食べた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
「男の味と女の味はちがうんだよ」と言われたことを思いだした。「デパートなどの食堂に行って、じっと見ていてごらん、男はカレーライス、女はチキンライスを食べるよ」と言われた。男性は辛味で女性は甘い味を好む、というたとえ話をされたのだった。そういうことをわきまえながら料理を作らなくてはいけない
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
偏食だったから、献立を考えるのは一苦労だったが、これしか食べない、ということが分ってからは、同じ献立が十日に一ぺんずつ食卓にのるといった感じになってしまった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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(米がない)朝も晩も、かぼちゃ飯で、茶碗を持つのがほんとうに淋しかった。
林芙美子 / 新版 放浪記
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午後の日だまりのように平和な日々
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
朝から晩まで働いて、六十銭の労働の代償をもらってかえる。土釜を七輪に掛けて、机の上に茶碗と箸 を並べると、つくづく人生とはこんなものだったのかと思った。ごたごた文句を言っている人間の横ッ面をひっぱたいてやりたいと思う。
林芙美子 / 新版 放浪記
一人で暮らすというのは、何かをなくす時の気持ちに似ているかもしれないわね
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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子供の頃たべたロールキャベツは、たいてい、あいびきの肉と、いためた玉ねぎが入っていた。スープで煮たり、あるときはトマトペーストかケチャップを入れて赤くしてあった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
濃い味、脂ぎった味、極端に辛い味、甘いは、本当の味とはいえない。真実の味とは「淡」である。
藤井宗哲・藤井まり / 魂の食 SOUL FOOD amazon
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