TOP > 風景表現 > 時間帯（朝・昼・夜） > 夜
夜空を劃 って爬虫 の背のような尾根が蜿蜒 と匍 っている。
梶井基次郎 / 闇の絵巻 ページ位置：69% 作品を確認（青空文庫）
この表現が分類されたカテゴリ
夜
山
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......たように感じるのだ。私の心には新しい決意が生まれて来る。秘 やかな情熱が静かに私を満たして来る。 この闇の風景は単純な力強い構成を持っている。左手には溪の向こうを夜空を劃 って爬虫 の背のような尾根が蜿蜒 と匍 っている。黒ぐろとした杉林がパノラマのように廻 って私の行手を深い闇で包んでしまっている。その前景のなかへ、右手からも杉山が傾きかかる。この山に沿って街道がゆく。行手は如何 ......
単語の意味
尾根（おね）
蜿蜒・蜒蜒・蜿蜿（えんえん）
夜空（よぞら）
背（せ）
尾根・・・連なった山を遠くから見たときの、ある山の頂上と隣の山の頂上を結ぶ、一番高い線の部分。山稜（さんりょう）。
蜿蜒・蜒蜒・蜿蜿・・・ヘビのように長くうねうねと続くさま。
夜空・・・夜の空。
ここに意味を表示
夜の表現・描写・類語（時間帯（朝・昼・夜）のカテゴリ）の一覧 ランダム５
深い溪谷が闇のなかへ沈む
梶井基次郎 / 闇の絵巻
闇 は未来を 覆い隠し、明日の陽の光が信じられないくらい遠かった。
吉本 ばなな「アムリタ（下） (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
山の表現・描写・類語（地上・陸地のカテゴリ）の一覧 ランダム５
バケツを伏せたような峯が聳えている。
夏目 漱石 / 草枕 amazon
このカテゴリを全部見る
「地上・陸地」カテゴリからランダム５
浅間山が眠れる獅子の静けさに居る。
正木不如丘 / 木賊の秋 amazon
暗緑の樹林はどんよりとした雨空の下に荒涼として横たわっていた。それはみじめな姿だった。
有島武郎 / 或る女
「時間帯（朝・昼・夜）」カテゴリからランダム５
空を見ると、氷柱 の枝に星があった
吉川英治 / 八寒道中
同じカテゴリの表現一覧
地上・陸地 の表現の一覧
時間帯（朝・昼・夜） の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ
