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私も少年のころは、なかなかの偏食であったらしいが、戦争中、海軍に入って、それがほとんどなくなった。なにしろ、入隊第一日に、イワシとサツマイモのごった煮を出され、目をまわしたものである。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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食べ物の好き嫌い
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前後の文章を含んだ引用
......くなり、なんでも食べようという心境になってきている。要するに、ぜいたくはいわぬ。熱いものは熱く、冷たいものは冷たくして食べさせてくれれば、何の文句もいわない。 私も少年のころは、なかなかの偏食であったらしいが、戦争中、海軍に入って、それがほとんどなくなった。なにしろ、入隊第一日に、イワシとサツマイモのごった煮を出され、目をまわしたものである。母の好物 母は、七十歳になる。 東京生れの東京育ちのくせに、母は蕎麦をあまり好まないし、天ぷらも、鰻も、「それほど食べたいとはおもわない」 そうである。 母の好......
単語の意味
鰯・鰮(いわし)
鰯・鰮・・・マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシなどの総称。各地の沿岸でとれる代表的な大衆魚。体は細長く、背中は青緑色で腹は銀白色。名前の由来は、陸に揚げるとすぐに弱って痛むので「よわし」が変化したという説が有力。
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私も少年のころは、なかなかの偏食であったらしいが、戦争中、海軍に入って、それがほとんどなくなった。なにしろ、入隊第一日に、イワシとサツマイモのごった煮を出され、目をまわしたものである。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
「男の味と女の味はちがうんだよ」と言われたことを思いだした。「デパートなどの食堂に行って、じっと見ていてごらん、男はカレーライス、女はチキンライスを食べるよ」と言われた。男性は辛味で女性は甘い味を好む、というたとえ話をされたのだった。そういうことをわきまえながら料理を作らなくてはいけない
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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いろいろと料理を出さないと、経営がむずかしい時代に入ってきている
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
夕食はいちおう作ってある。朝ごはん並の、いいかげんなものだ。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
一品一品はいささか田舎料理的風情であっても、一生懸命作っているという気持が、皿の料理から伝わってきた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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