富士山の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
富士山を見ろ 北斎 の描いたかつてのお前の姿の中に 若々しいお前の火花を見たけれど 今は老い朽ちた土まんじゅう
林芙美子 / 新版 放浪記
雪に被 われ陽に輝いた姿が丹沢山の上に見えていた。
梶井基次郎 / 路上
湖の奥には森があり、そのさらに奥には裾野が白い帯状になって広がっている。そしてその上に、のっぺりとした藍色の富士山が浮かんでいる。空の色より青みが深いが、どうかすると何かの幻のようにも見える。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
富士は雪の大悲殿だ
林芙美子 / 新版 放浪記
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東京は様々な匂いに満ちていることに私は気づく。コンビニ、ファミレス、すれ違う人、公園脇、工事現場、夜の駅、電車の中、ほとんど十歩ごとに匂いが変わった。人間っていう生き物は集まるとこんなに濃い匂いを出すんだと、私は今まで知らなかった。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
まだびしゃびしゃするような土の上
有島武郎 / 或る女
通りの右側には商店や小さなホテルや、歩道にテーブルを並べたレストランが連なっている。《…略…》通りの左手には海が広がり、夜の暗い波が岸壁を穏やかに打っていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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