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安易な行動に走る自分を必死に閉じ込めるが、その蓋をぎりぎりとこじ開けようとする別の自分もいる。《…略…》一方で、我慢の蓋の隙間をほじくり、後先を考えずに行動しようと欲する自分もいる。神経を弛めると、すべてがばらばらにほつれてしまいそうだった。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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我慢・辛抱・耐える
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前後の文章を含んだ引用
......慢は不要だ。憎らしい中学生は有無を言わせず、痛めつければいいだろう。たぶん、王子の言うことははったりだ。病院付近で待機している人間などおらず、渉も危険じゃない。安易な行動に走る自分を必死に閉じ込めるが、その蓋をぎりぎりとこじ開けようとする別の自分もいる。「すべて王子の思惑通りなのでは?」 二つ目の思いはそれだった。 今、リュックサックは木村のすぐ目の前にある。だからこそ、銃の存在に気づいた。もしかすると、王子は......<中略>......ままではないか。 考えれば考えるほど、沼に落ち込んでいく。疑念が疑念を呼び、沼に沈まぬようにと、長い棒につかまるが、そもそもその棒が信用できるのかと不安になる。一方で、我慢の蓋の隙間をほじくり、後先を考えずに行動しようと欲する自分もいる。神経を弛めると、すべてがばらばらにほつれてしまいそうだった。「よし、では、貨車の荷物を確認させていただきます」 とぼけた声が聞こえ、何かと思えば、檸檬が、王子の肩からリュックサックを奪っていた。え、と王子もきょとんとして......
単語の意味
弛む2(たゆむ)
弛む2・・・いやになって、心の緊張がゆるむ。努力を怠る。なまける。
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