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(ハムカツ)カツの正統を肉とするならば、純血という意味では明らかにハムカツはメンチに負ける。 メンチは、挽き肉ではあるが、ハムに比べれば肉としての純血度は高い。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 ページ位置:57% 作品を確認(amazon)
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カツレツ・トンカツ
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前後の文章を含んだ引用
......ムカツもある。 挽き肉と違ったハム独特の香りがあり、全体が堅く引き締まって、これはこれでなかなかおいしいものである。 二位に推すに値する力は十分ある。 しかし、カツの正統を肉とするならば、純血という意味では明らかにハムカツはメンチに負ける。 メンチは、挽き肉ではあるが、ハムに比べれば肉としての純血度は高い。 フライ物の一位はすんなり決まったが、二位はこのようにむずかしい。 そしてここに、さらに串カツが加わると、事態は一層混乱の度を増してくる。 串カツがどのぐらい偉......
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カツレツ・トンカツの味、おいしさを伝える表現・描写(肉料理・加工品のカテゴリ)の一覧 ランダム5
都会のカツレツのように体裁をととのえるわけでもなく、ただ豚肉をぶった切って揚げたにすぎないという、山の湯の宿の武骨なカツレツ。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
ヒレかつが運ばれて来た。金色で音を立てているそれはいかにもうまそうだった
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
或る人は、帝国ホテルの西洋料理よりもむしろ露店の立ち喰いにトンカツの噯(おくび)をかぎたいといった。露店で食う豚の肉の油揚げは、既に西洋趣味を脱却して、しかも従来の天麩羅と抵触する事なく、更に別種の新しきものになり得ているからだ。カステラや鴨南蛮が長崎を経て内地に進み入り、遂に渾然たる日本的のものになったと同一の実例であろう。
永井 荷風 / 銀座 amazon
狐色に揚がったやつにナイフを入れると、バリッところもがはがれる。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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砂糖のこげる悪甘いにおいが鼻につく。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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