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すすきはみんな、まっ白な火のように燃えた
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり ページ位置:88% 作品を確認(青空文庫)
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夕日・西日
薄(すすき)・萱(かや)
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前後の文章を含んだ引用
......の鹿は首をせわしくあげたり下げたりしてうたいました。 「お日さんは はんの木 の向 さ、降りでても すすぎ、ぎんがぎが まぶしまんぶし。」 ほんとうにすすきはみんな、まっ白な火のように燃えたのです。 「ぎんがぎがの すすぎの中 さ立ぢあがる はんの木 のすねの 長 んがい、かげぼうし。」 五番目の鹿がひくく首を垂れて、もうつぶやくようにう......
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夕日・西日の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
部屋の中は夕陽で 緋色 に染められていた。空気は動いていない。潮風は暮れて行く太陽の光だけを移動させていた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
太陽はまだぎりぎり山の端にひっかかっていて、県道沿いの畑をのどかに照らしている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。
太宰治 / 走れメロス
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薄(すすき)・萱(かや)の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
芒(すすき)が馬の鬣(たてがみ)のように丘の頂上まで匍(は)い上る
大岡 昇平 / 野火 amazon
すすきが白い火のように揺れて光る
宮沢 賢治 / 鹿踊りのはじまり amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
改札口から一緒に流れてきた人影が減ってゆくのと合わせて、残り少ない陽の光がどんどん薄い闇に吸い込まれてゆく。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
「植物」カテゴリからランダム5
振り乱れる大きな柳の緑が、人も車も途絶えた灰色の道端にぽつんと佇んでいる少年を、いまにも 絡み込んでしまいそうに思えた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
店の前の植込には、彼岸花がしおたれるとインパチェンスが咲いた。それが散るとシクラメンが植えられた。どれも幻のほむらのように赤く、静かな花だった。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
竹は苦しい呼吸をするように小さな枝が一つずつぴらりぴらりと動いて
長塚 節 / 土 amazon
蛾が巨大な群集が光をめぐっているように、花が翅(はね)を広げて灯に透かされる
伊藤 整 / 青春 amazon
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